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Quattro Stagione di Siena (Seneseの一年)

有名なPiazza del Campoで行われるContrada(地区)ごとの競馬のお祭りIl Palio以外にもいろいろある、私の住む街Sienaの1年間の出来事を紹介させていただきます。
PrimaveraMarzoAutumoSettembre
AprileOttobre
MaggioNovembre
EstateGiunioInvernoDezembre
LuglioGennaio
AgostoFebbraio
"San Giuseppe"(19, Marzo)
"i tradizionali festeggiamenti per Santa Caterina"(29, Aprile)

Primavera(春)

Contradaの守護聖人の日のパレード(Nobile Contrada dell'Oca)
上記写真は2秒ごとにで切り替えています。
画像が変わらない場合は、こちらをクリックしてください。
寒い冬が終わり、春になり暖かくなってくるとSienaの人々はその年のPalioのことを夢見だし、Contradaにとって最も大切な年間行事の1つであるContradaの守護聖人のお祭りが始まります。これらのお祭りはそれぞれのContradaの守護聖人によって毎年どの時期に行われるかが決まっており、毎年、4月の終わりに始まるMontoneに始まり5月の第2日曜日のOca、Estrazione(7月のPalioに参加することが出来る残りのContradaを決めるための抽選)が行われる5月のだいたい最後の最後の日曜日にDragoが、その後6月にGiraffa、Civetta、Tartuca、Leocorno、Ondaが、Palioに参加するContrada に馬が配分される"Tratta"の日である6月29日にはChiocciolaがパレードを行います。引き続き8月のPalioのためのEstrazioneが行われる7月のPalioのあとの日曜日にはBrucoが、パレードを行い、続いてTorre、Nicchio、Istrice、Selva、Lupaと続き、9月の半ばのAquilaのパレードでSienaのすべてのContradaの守護聖人のお祭りは終了します。
左の写真は5月に行われたNobile Contrada dell'Ocaの守護聖人のパレードの時にSanta Maria di Provenzano教会の前で撮影したもので、守護聖人のお祭りは最終日にこのような中世から引き継がれている伝統的な歴史的装束を着て、Sienaの街の交流があるすべてのContradaの教会と、Duomo、Santa Maria di Provenzano教会などのSiena市民として重要な教会を1日かけて回ります。
この守護聖人のお祭りの時に新しく生まれた赤ちゃんや、その他Contradaに入りたいと希望するひとのためにContradaの洗礼が行われます。その場で自らの人生をそのContradaに属することをContradaの人々とともに祝福するために、Contradaの洗礼用の泉の水を用いて、Contradaの代表Priore、Contradaの牧師とともに厳かに伝統的な儀式が行われます(詳しくはla vita di Contradaioli di Sienaもご参照下さい)。SienaではContradaはいかなることがあっても変えてはならないものと見なされています。そのためかSienaのアパートや一戸建てには必ずContradaの守護聖人の日やPalioの前、Palioで勝った時のために旗を揚げる台があるのですが、多くはご夫婦で異なるContradaのを持っているためか、2本の旗を立てることが出来るようになっています。

"PASQUA"はイタリアの春のはじまり

復活祭(Pasqua)はその名の通りキリストの復活を記念する日で、カトリック教徒の多いイタリアではクリスマスに次いで重要な家族のためのお祭りです。またバチカンではローマ法王により毎年でんと打て駅にいろいろな行事が執り行われており、同様にイタリアの各地方の教会でもさまざまなミサが行われています。Sienaでも復活祭の日曜日の始まりである真夜中の12時過ぎに街中に静かに教会の鐘の音が響き渡りました。
復活祭のお菓子として卵の形をした大きなチョコレート、クリスマスのお菓子PandoroまたはPanettoneと同じような味ですが、ハトやウサギの形をかたどっている焼き菓子"la Colomba"が知られています。ちなみにこの"la Colomba"はPasquaの時に食べるお菓子ですのでPasquaが終わると捨て値でスーパーマーケットに並ぶことになります。ちなみに今年SienaのCoopでは4月2日以降単純なものは1.5Euro、チョコレートが掛かったりしているものは2.5Euroという半額以下の値段になっており、"la Colomba"を朝食べることに幸せを感じるであろう人々が群がっていました。私も喜んで2箱買い込んだのですが、その2週間後に売り場を見てもまだまだたくさん売れ残っていました。この"la Colomba"には、中に干し葡萄などの乾燥した果物が入っている、表面がお砂糖やナッツでコーティングされたものと、中身が入っていなくパウダーシュガーをかけて食べるものの2種類があります。中身を読んで気付いた方もいられると思いますが、味の方はクリスマスに販売されているPandoroまたはPanettoneと同じです(Pandoroはイタリア北部由来の中に乾燥した果物が入っていないもの、Panettoneはイタリア南部由来の乾燥した果物が入っているものです)。

復活祭(Pasqua)は春分の日の後の満月の後の最初の日曜日(Pasqua di Resurrezione)および翌月曜日(Lunedi' dell'Angelo)に祝い、灰の水曜日(Mercoredi' delle Ceneri)は復活祭の46日前の水曜日、謝肉祭(Carnevale/ Martedi' Grasso)はその前日(復活祭の47日前)の火曜日に行なわれます。またAscensioneは復活祭の日曜日(Pasqua di Resurrezione)から40日目の木曜日(実際に祝われるのはその週の日曜日です)、聖霊降臨の祝日(Pentecoste)は復活祭の日曜日から50日目の日曜日、Corpus Dominiは復活祭の日曜日から60日目の木曜日となっています。またPasqua di Resurrezioneの週は、その前の木曜日(Giovedi' Santo)から学校などが休みになることから連休をとるひとも多く、この期間は"la Settimana Santo"とも呼ばれています。
2002年のPasquaは3月31日の日曜日で、その前の28日が"Giovedi' Santo"、29日が"Venerdi' Santo"、4月1日が"Lunedi' dell'Angelo"、また2003年ののPasquaは4月20日の日曜日で、その前の17日が"Giovedi' Santo"、18日が"Venerdi' Santo"、4月21日が"Lunedi' dell'Angelo"と呼ばれる祝日です(イタリアではVenerdi' Santoは国民の祝日ではないですのでご注意下さい)。
この"Lunedi' dell'Angelo"の祝日の日には多くの人が旅行から帰ってきたりしますので、どの街でもものすごい渋滞となります。またこの日は12月25日と同様で多くの美術館・博物館が休館となり、またバスなどの本数も大幅に減りますので旅行される方は気をつけて下さい。

イタリアの父の日はSan Giuseppe(3月19日)

3月8日はFesta della Donnaといわれる国際的な女性のための日で、イタリアではこの日に、女性に春の花である黄色いミモザの花束を贈ります。母の日は世界的に統一されているようで、イタリアでも日本を含む諸外国と同じように5月の第2日曜日(Festa della Mamma)とされていますが、父の日は国によって全く違うようで、イタリアでは聖人San Giuseppe(イエスキリストの母マリアの夫)の祝日である3月19日とされています。地域によりこの日にどのような催し物があるかは異なると思いますが、このSienaではChiesa di San GiuseppeおよびSienaの中心にある広場Piazza del CampoからChiesa di San Giuseppeに行く通りvia Giovanni Duprèで、この地域に住むひとのContradaであるContrada Capitana dell'Onda(波のコントラーダ)に属する人々の手により、毎年手づくりのお祭りが開かれています(go to "San Giuseppe")。
なお3月の最後の日曜日の午前2時に冬時間は終了しますので時計の針を1時間速める必要があります。この夏時間は10月の最後の日曜日の午前2時に終了します。

San Giuseppeの日のvia Giovanni Duprèの様子
4月1日は"Pesce d'aprile"といわれるエイプリルフールの日です。フランスから来た風趣ですが、この日にはお魚の絵を他のひとの背中に張り付けたりして楽しみ、ケーキ屋さんなどにはお魚の形のケーキやチョコレートが並びます。いくらかのマスメディアはこの日にウソのトップニュースを発表してイタリア人を楽しませてくれます。
4月25日は"Anniversario della Liberazione d'Italia"と呼ばれ、イタリア解放軍が当時のファシズム政権に勝利し、イタリアにおける第2次世界大戦が終結したのを記念する祝日だそうです。ちなみに3月・4月は突然暑くなったり寒くなったり、または雨が降ったりする気候の変わりやすい時期です。この時期に旅行を考えられている方は気をつけて下さい。

4月29日の聖人はSienaの守り神Santa Caterina da Siena

この日の近くの週末にSienaでは街の守護聖人Santa Caterina da Sienaのためのさまざまな儀式が行なわれ、また冬の間姿を見なかったContradaの旗投げ、タンバリンの音を久しぶりに聞くことができます(go to "i tradizionali festeggiamenti per Santa Caterina")。これらの儀式はDuomo、Piazza del CampoだけでなくSanta Caterina da SienaをContradaの守護聖人とするNobile Contrada dell'Oca、Contrada del Dragoに属する地域でも行われます。
5月1日は"Festa del Lavoro"、いわゆるメーデーの祝日でこの日は美術館・博物館を含む多くの公共交通機関も休みを取るそうですので旅行される方は気をつけて下さい。
go to "Estate/Luglio/Palio"

Autumo(秋)

トスカーナの秋はグルメの秋

Toscana州の中でも最も高級なワインの産地の1つとして有名なMontalcinoはSienaの南側にある小さなかわいらしい街で、毎年9月にはFortezzaおよびTeatro degli Astrusiでこの街のもう1つの特産品であるはちみつにちなんだ催し物"Mostra Mercato Nazionale del Miele di Montalcino"が行なわれ、さまざまな種類のはちみつを楽しむことができるそうです(2002年は9月6日から8日でした)。

SienaからSan GimignanoまたはFirenzeの方向に向かうときに通り過ぎる小さな街Colle Val d'Elsaはクリスタルガラスの産地としても有名で、今年2002年9月7日から22日までの間は"Cristallo tra le mura- Mostra del Cristallo"として街全体でさまざまなイベントを行っているそうです。
11月1日は諸聖人の日(tutti i santi)と呼ばれる祝日です。何故かイタリアではその前日のHalloweenを祝う飾り物などを陳列する店を多く見ることが出来ます。

Inverno(冬)

Nataleは家族の神聖なお祭り、Capo d'annoは友人達との楽しいパーティー

SienaのNataleを待つための最初の行事はまたSienaの象徴でもあるContradaとともに始まります。Nataleの月である12月の最初の日にDuomoでSant'Ansanoのためのミサが夕方行なわれ、これに参加するContradaのパレードがPiazza del CampoからDuomoまでの間をパレードします。シエナのコントラーダの生活における1年はシエナの守護聖人の1人であるSant'Ansanoの祝日である12月1日に始まると定義されています。
2004年は午後17時から歴史的衣装に身を包んだシエナの17のコントラーダの若者らによるPiazza del CampoからDuomoまでのパレードが行われ、その後17時30分からDuomoでSant'Ansanoのためのミサが行われます。
Nataleはクリスマスのことで(小文字からはじまるnataleには記念日と言う意味もあります)、12月8日の祝日"Immacolata concezione"あたりから多くのお店にクリスマスの飾り用の商品が並び、子供たちは家族や親戚(またはS.Nicolaus)からもらうであろうプレゼントのことを考え、大人たちは家族や大切なひとへのプレゼントを買いはじめます(この時期はどのお店も包装やプレゼントへの助言を求めるひとで混んでいます)。またPiazza Matteottiでは手頃な値段の手袋・帽子・雑貨・飾り物を扱う小さな市が開かれます(この市は夜までやっています)。食料品店にはイタリアの伝統的クリスマス菓子PandoroまたはPanettoneが並び、人々は毎朝いつものビスコッティの代わりにPandoroまたはPanettoneを食べるといわれています(町のあちこちでPandoroまたはPanettoneの箱を2,3個持ったひとを見かけます)。また食料品店・菓子店にはきれいにラッピングされたプレゼント用の食べ物(PandoroまたはPanettone、ワインまたはSpumante(炭酸が入ったワイン・フランス語ではシャンペン)、ハム、オリーブオイル、バルサミコなど。普段あまり買わないような珍しいもの・高級品が入っていることもあります。Sienaならではのお菓子やワインなどの特産品の入ったバスケットも見られます)が並びます(会社などで、従業員全員にこのようなプレゼントを配ることもあるそうです)。イタリアの伝統的なクリスマスの飾りはキリスト様が誕生されたうまやをかたどった置物(presepio)です。もみの木も本物とプラスチックの2種類が売られています。これらは12月25日から1月6日のEpifaniaの日まで各家庭の中で美しく飾られています(ガラスや陶器でできた丸い玉や金・銀・赤いリボンなどで飾られます)。

S.Luciaのクリスマスマーケット(12月13日)

Sienaでは12月13日(S.Lucia)にPian dei Manteillini(だいたいS.Giuseppe教会とS.Lucia教会のあいだの地域です。S.Giuseppeはcontrada dell' Onda, S.Luciaはcontrada della Chiocciolaに属しています。彼らが家庭的な聖人とみなされていることから、この祭りも日常的な、ささやかな、かつ伝統的なものとなっています)でクリスマスのための市が開かれます。ここでは手作りの鈴(Sienaならではの各contradaのカラフルなものもあります)・部屋やもみの木の飾り・伝統的なクリスマスのお菓子・雑貨などを買うことができます。S.Lucia(283-304)は美しい目を持ちながらも盲目であったため、彼女のためのこのお祭りは暗い冬の中でひときわ明るく、光りあふれるものとなっているそうです(Luciaの語源はla luce、光であったともいわれています)。またS.Luciaを讚えるための美しい鐘の音も聞くことができます。
学生や独身のひとははクリスマス前に故郷に帰ります(そのためにこの時期のバス・電車・高速道路はひどく混んでいます)。しかし12月24日はイタリアでは平日で、お店などは通常の営業時間で開いています(この日に普通の労働者が休むためには有休を取る必要があります)。
12月24日の夜(vigilia di Natale)24時から教会で深夜ミサ(santa messa di Natale)が行われます(バチカンのBasilica di San Pietroで行われるものが有名で、世界のあちこちで中継されています。SienaではDuomoをはじめとした多くの教会で行われています。DuomoでのミサはCanale 3 Toscanaで生中継されています)。翌25日(Natale)の朝には、誰もがプレゼントを寝室かもみの木の下に置いていってくれる、"Bambinello Gesu"と呼ばれるキリストの子を待ちます(実際は両親や家族の誰かが夜のうちに置いておくのですが)。この日は家族のためのお祭りで、親戚一同が集まって(親戚一同で遠くにバカンスに行くこともあります)楽しく御馳走の並んだテーブルを囲んで盛大に祝います。いつもは騒がしい通りにはほとんど誰もいず、多くのお店や美術館・博物館はお休みです(この日にイタリアの都市を訪れると大変なことになります)。Sienaではほとんど唯一とも言える”お土産屋さんも開いていない”日です。
12月26日(S. Stefano)は町が少しずつ平常を取り戻す日で、いくらかのBar、美術館・博物館などは開いています。だいたい35%のイタリア人のクリスマス休暇は26日か27日まで、40%のイタリア人のクリスマス休暇は1月1日まで、25%の幸運なイタリア人だけが1月6日の"Epifania"までのクリスマス休暇を取ることが可能だそうです。26日を過ぎると多くの若者はまた自分の住む町に帰ってきます。スーパーマーケットに行くとパーティー用の食べ物などを買う若者がたくさんいます。またこのころからCapo d'annoの時のための花火(fuochi d'artificio)がスーパーマーケット、文房具店、Tabacchiなどで売られます。Capo d'annoの時が待てない子供が爆竹を投げたりして遊ぶので、街中が騒がしくなります。ヨーロッパのどの国でも聞く話ですが、路上などでイタリア政府の許可シールの無い安い東欧からの密輸品の花火も見られますが、中には火薬の量が多すぎてものすごく危険なものもありますので、花火を買われる方は御注意下さい。

Sienaの新年(Capo d'anno)を出迎えるのは花火とカウントダウン

silvester in Piazza del Campo
Capo d'anno in Piazza del Campo
12月31日の夜にSienaではcomune di Siena主催のコンサートがPiazza del Campoで行われます。このコンサート中に年越しのカウントダウンも行われます(ディスコやBarなどでもいろいろな催し物があるはずです)。23時30分ごろから多くのseneseがPiazza del Campoを目指して移動を始めます。comune di Sienaが用意した花火が上がるのですが、多くの人も花火を持ってきているので回りに気をつけて下さい。家の窓からロケット花火を上げるひともいます(多くの人が新年を待ちきれずに花火を上げてしまうので、24時ぴったりにたくさんの花火で空が明るくなるわけではありません)。シャンパンを持ってきてカウントダウンの時に乾杯するひとも多く見られましたが、一部のひとはF1の表彰式のようにシャンパンをかけあって遊ぶので覚悟しておいて下さい。なお12月31日には多くの店が普通より早く店を閉めますので御注意下さい。Piazza Toromei, Piazza IndipendenzaにはCapo d'annoのお祭りで帰れなくなってしまったひとのためにビールやパニーニを売っています。
なお、日本のおせち料理のようにイタリアでは年の初めにzampone(豚の足にひき肉と脂を詰めたもの)またはcotechino(豚のソーセージ)を茹でたものと、かたちがお金に似ていることからこれを食べるとお金に困らないといわれるlenticchie(レンズ豆)を塩ゆでしたものを食べます(31日に多くのお総菜屋さんでは、lenticchieを前夜から水に浸け忘れたひとのために茹でたものを売っていました)。なお2002年のCapo d'annoにはPiazza del Campoにナポリ出身の人気歌手Edwardo Bennatoを招いての盛大なコンサートが行われました。
次は1月6日の"Epifania"または"La Befana"といわれる祝日で、良いおばあさん魔女(La Befana)が良い子の靴下にお菓子や銀貨を隠してくれます。このための大きく可愛らしく刺しゅうやアップリケがほどこされた靴下がいろいろなお店で販売されています。またスーパーマーケットでは、このための小さなお菓子なども売っています。この日でNataleは終わりで、家庭でのクリスマスの飾りは取り外され、だいたい翌日から始まる冬のバーゲン(saldi)のために、お店のデコレーションも変わります。またPiazza Matteottiで行われていた市も1月6日を最後に片付けられます。

謝肉祭(カーニバル)の後昔は断食をしたそうですが、現在のCarnevaleはだれもが子供に戻るとき

carnevale in Piazza del Campo
Carnevaleの時期のお菓子
2002年のCarnevale(カーニバルまたは謝肉祭)は2月12日の火曜日(Martedi' Grasso)でしたが、2月に入ると週末には仮装をした子供たちがPiazza del Campoに集まり紙吹雪をまく姿が見られました。春の陽気がやって来たPiazza del Campoで多くの人々が日光浴を楽しむようになります。またCarnevaleが近づくとこの時期だけのお菓子"Frittelle"(小麦粉、卵、お米の入った小さなドーナッツのような揚げ菓子)、"Cenci"(小麦粉、卵、バターの入った揚げ菓子:右写真右の粉砂糖のかかったもの)がお店に並び、街のあちこちを揚げ物の甘い匂いが漂います。またPiazza del Campo内にも揚げたてのFrittelleを売る屋台が出現しました(2002年は5個で1Euroでした)。
なお、お米の入ったFrittelleは昔は3月19日のS. Giuseppeの日に食べるお菓子だったそうです。Cenciの名は、縦横の長さが違うその形からイタリア語で”ぼろ切れ”を意味するCenciと呼ばれるようになったそうです。
carnevale in Piazza del Campocarnevale in Piazza del Campo


Carnevaleの当日である2月12日の午後には街を音楽隊や道化師が歩き、Piazza del Campoの中心に作られた大きな風船で作った地球の形のオブジェを前に音楽に合わせて魔法にかけられたように子供たちが集まり輪になって踊りました。夜には大人のためにPiazza del Campoに作られた舞台でコンサートが行われ、思い思いの仮装をした人々が朝まで踊ります。このSienaのCarnevaleは2月17日の日曜日にPiazza del Campoで行なわれるロックコンサートを最後に終わるそうです。また左の写真にあるFrittelleを売る屋台はイタリアの父の日といわれる3月19日(S. Giuseppe)まで営業しているそうです。
なおCarnevaleを見に行かれる方は、この時期子供や若者が持っている泡の出るスプレーなどに気をつけて下さい。Napolitano(Napoli出身の人々)のある友人は、この時は生卵を投げるんだ!!!と楽しそうに話していました。こういうお祭りの時に衣服などを汚されて怒っても"Carnevaleだから仕方ないじゃない!!"などとかえされるのがおちですので、このような時には洗濯できる服を着て行く方が身のためでしょう(中には毛皮をお召しになっているSignoraもいましたが)。
近所の商店のおじさんはショーウインドウを、子供によってスプレーで真っ白にされて、怒ってその子供たちに掃除させていました。
なお復活祭(Pasqua)は春分の日の後の満月の後の最初の日曜日(Pasqua di Resurrezione)および翌月曜日(Lunedi' dell'Angelo)に祝い、灰の水曜日(Mercoredi' delle Ceneri)は復活祭の46日前の水曜日になります。この灰の水曜日は11世紀に当時の法王Urbano IIがカトリック教徒に対してその日の水曜日のミサに灰で十字架を書くことを指示したためと言われています。イタリアのカトリック教徒は火曜日と金曜日に肉を食べない人が多いですが、とくにこのMercoredi' delle CeneriからPasquaまでの間はまったく肉を食べない人も見られます(キリスト教では自らの生活態度を見直す期間とされているそうです)。
なおToscana州ではLuccaの近くの海辺の都市Viareggioのカーニバルが有名です (//www.viareggio.ilcarnevale.com.it/)。2002年には1月27日、2月3日、10日、12日、17日に"Corsi Mascherati"と呼ばれる仮装行列が行われました。
2月14日は日本でもお馴染みのSan Valentinoと呼ばれる日です。これは3世紀にRomaでValentino da Terni(Terni出身のValentino)が、男が戦争に行くことが決まった若いカップルに対して、修道院で咲いた花束を贈り、その男性に戦争に行くよりもパートナーのそばにいることを影から助言したかどで263年2月14日に当時の皇帝Claudius IIによって処刑されたことに由来しています(のちValentinoは聖人の1人とされたためSan Valentinoと、”聖なる”を意味する"san"が付きました)。14世紀後半からはイギリス・フランスでSan Valentinoの日はあいしあうひとたちの日とされ、互いに贈り物をする日と見なされて来ました。このSan Valentinoの前になるといろいろなお店に花束、ハートの形の小物やきれいにラッピングされたお菓子などが並びます。ちなみにアメリカ人の友人は、この日は家族や友人のための日とされ、ともにカードを送りあう日と話してくれました。
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